一戸建ての居間のエアコンが壊れたので三菱電機の霧ヶ峰MSZ-ZW4020Sを購入したのでレビューをお伝えします。MSZ-ZW4021S、MSZ-ZW4022S、MSZ-ZW4023S、MSZ-ZW4024Sも、さらにそれ以降も、そんなに変わらないはずなので、参考にして頂ければと思います。
もくじ
コロナ禍でエアコンが故障で母が焦る
コロナ初年度の夏前、リビングにある2008年頃に購入したNationalのエアコンのルーバーが壊れました。ルーバーとは風の上下の方向を決める長い部品です。ルーバーをつけていると動作しないのですが、以下のようにはずすと一応冷房も暖房も動きます。
私と父は、風向きは変化しないけど、一応冷暖房の機能は問題ないのだから、あと数年使えるのではないかと主張しました。でも、母はコロナ初年度で神経質になっていたということもあり、新品に買い換えたいと言います。母が最も長い時間、リビングにいることも考慮して、買い換えることになりました。
掃除のしやすさを重視して霧ヶ峰Zシリーズに
次の記事に書いたように、少し前に2階の6畳の部屋のエアコンも買い換えていました。その際に、三菱電機の霧ヶ峰は掃除がしやすい、ということを知りました。
通常のエアコンではお掃除機能のような余計な部品がついていると逆に自分で掃除がしにくくなる、というのも知っていたのでGEシリーズのような下位シリーズにしようかとも考えました。でも、調べていくとFZやZシリーズという上位シリーズでも、そのような部品を簡単に外せるようになっていることがわかりました。
リビングは16畳とそこそこ広く、常に誰かしらいて最も使用頻度が高いし、ペットもそこにいるので、より快適さと省エネ性を重視し、上位シリーズにすることにしました。
上位シリーズには「ムーブアイ mirA.I.+(ミライプラス)」 という高度なセンサーが付いています。
360°センシングの高精度赤外線センサーが、人とお部屋を見つめて体感温度を計測。AIがお部屋のあたたまりやすさ、冷えやすさを分析・学習して体感温度や室温の変化まで先読みし、運転モードやオン/オフ（スタンバイ）を自動で切り替えます。また、温風・冷風が実際に人に届いているかを確認して、自動で風向を調節します。
そこで迷うのが、FZシリーズかZシリーズのどちらかにするか。機能面はほとんど変わらないのですが、通年消費エネルギー効率が、FZは7.9、Zは7.0と違います。
ただ、掃除のしやすさを考えた場合、FZは他のモデルと少し形が違っていて、外せるフラップが少ないように見えます。また、FZが決定的に違うのは、ファンがシロッコファンではなく、扇風機のようなファンが二つ付いているという点です。
世の中に出ているエアコンのファンの掃除方法は基本的にシロッコファンを前提にされているので、もしこの扇風機のようなファンを掃除することになった場合、とても悩みそうです。
なので、Zシリーズを採用することにしました。
部屋は16畳だけど14畳向けモデルに
エアコンは部屋の広さに合わせて、モデルが揃えられています。6畳、8畳、10畳、14畳、18畳、20畳、23畳、26畳の8タイプがあります。
うちのリビングは16畳くらいあるので、通常18畳を選ぶところで。結論から言うと、以下の動画を見て14畳向けにすることにしました。
もちろん、部屋の断熱性にもよります。鉄筋コンクリートのマンションなんかは断熱性が高いので、実際の畳数より小さい畳数のモデルでも全然問題なかったりします。うちは木造一戸建てなので、少し考えました。でも以下の記事にあるように、畳数表示の基準は1964年に制定されたものをそのまま使っているそうです。
なので無断熱の家を想定しています。うちの家は80年代に建て、リフォーム時に断熱材を追加しています。なので、表示より小さい畳数のモデルでも問題ありません。
なので、以下の14畳用にしました。
ネットで本体のみ購入、設置は電気の工事屋さんに依頼
6畳の時の記事にも書きましたが、設置は市場に揉まれている職人さんにお願いしたいです。なので、本体のみネットで購入し、設置は6畳の時にお願いした「電気の工事屋さん」という業者に再度お願いしました。6畳の時の様子は以下で詳しくレポートしています。
Amazonで購入し、5日後にはうちに本体が届きました。バスケットボールを見てもらうとわかりますが、デカイです。
ちなみに、6畳用のはもっと小さかったです。
取り付け作業はすんなり完了
6畳の時とは違う職人さん、2名が来て、さっそく作業開始です。
古い室外機も撤去していきます。
この室外機に向かう配管のカバーは今回も使うようにお願いします。このようなプラスチックのカバーを新たにつける場合は、追加料金がかかってしまうためです。
室内機を外すと時代を感じさせる跡と穴があります。
室外機も撤去しました。
12年間ありがとう、今はなきNationalのエアコン。
箱から開封していきます。
なんかデカイですね。奥行きがすごいです。
配管を通します。
設置するための金属板を貼り付けます。これ水平器などを使って正確にとりつけます。ちなみに、うちは若干家が傾いているので、天井に対してこの板が少し傾いてつけることになりました。少し違和感がありますが、排水のために水平にする必要があるので仕方ありません。
二人掛かりで室内機をセットします。一名は外から配管を引っ張ります。
室内機の設置完了です。前のエアコンよりだいぶ奥行きがあるので、少し圧迫感がありすね。前のエアコンの1.5倍位の奥行きがある感じです。掃除しやすいように部品を外せる構造を維持するためにこのような大きさになったのかな、と好意的に推測しました。
室外機もセット完了です。うちのように土の上に置く場合は、年月が経つと少しずつ沈んでいく可能性があるので、ある程度配管には余裕を持たせておいたほうがいいそうです。
作業開始から1時間30分程度で完了しました。今回はブレーカーやコンセントの増設は無く、最もシンプルな作業で済みました。
冷房をマックスにして動作確認をします。10分も経たないうちに20度くらいまで下がって確認OKです。
一年使ってみて
冷暖房の機能は十分ですね。14畳のタイプですが、16畳の部屋もしっかり冷やしたり温めたりできます。音も静かです。まだ、肝心の掃除をするほど汚れていないので、掃除のしやすさは試せていませんが、掃除したら追記していきます。
まとめ
MSZ-ZW4020Sの良い点と悪い点をまとめておきます。
- 掃除がしやすい
- よく冷えて温まる
- 高度なセンサーがついていて効率が良い
- 静か
- 奥行きがあるので圧迫感がある
奥行きがあり圧迫感があるので小さな部屋にはオススメしません。でも掃除がしやすくて高度なセンサーで効率的に冷暖房を使いたい方には良い選択肢になりそうです。
