LINE PAYというサービスを使い始めたので、使い方の説明とレビューをお送りします。
LINE PAYを使い始めた背景
よく遊ぶ友達と食事をする際、割り勘にすることがあります。
そんな時にその友達が「LINE PAYやってないの?」と聞いてきました。
「LINEのメッセージで友達にお金を渡せるんだよ。」という説明を聞いて衝撃を受けました。
メッセージ一つで送金。これぞ未来のお金ではないか。
細かい現金のやりとりなんて必要なくなる。
また、「QRコードや連携したプリペイドカードで街のお店で支払いに使えるよ。」とのこと。
これはすごい!
さっそく使い始めることにしました。
LINE PAYの使い方
初期設定
あまり居ないとは思いますが、もしLINEに電話番号を紐づけていなくてFacebook認証等だけで使っている人は、以下のように電話番号の紐づけが求められます。LINE PAYを使うには電話番号が必須ということです。データ通信専用SIMなどを利用していて携帯電話番号が無い人は、家の電話などの固定電話の番号を使うという裏技があります。
楽なのでFade IDにしておく方がいいです。
ここまでの設定でLINE CASHとして利用できます。
LINE PAYにはLINE CASHとLINE MONEYというものがあります。
LINE CASHとはLINE MONEYの機能が制限されたものと言っていいでしょう。
コンビニなどでチャージし、LINE STOREやLINE MALLの支払いに利用できます。
(コンビニでのコード支払いはできるのかは試さなかったのでちょっとわかりません。)
しかし、送金や出金はできません。
試しに送金しようとすると、本人確認(銀行口座登録)が求められてしまいます。
本人確認(銀行口座登録)
本人確認(銀行口座登録)を行います。
少しわかりにくいのですが、LINE PAYでは本人確認を銀行口座の登録で行なっています。
確かに、身分証アップロードなんかよりも銀行口座と紐づける方が合理的かもしれませんね。
ここでは私が利用しているみずほ銀行の例をご紹介します。
みずほ銀行ではインターネットバンキングの「みずほダイレクト」というサービスのサイトが開きます。次の記事に流れを説明しています。
みずほダイレクトでの設定が終わると、またLINEの画面に戻ってきます。
チャージする
すぐにチャージできるようになります。
送金する
さっそく友達に送金します。
相手を選びます。
金額を決めます。
一緒に送るメッセージとイラストを決めます。
これで送金できました。
トークルームを見ると、下のように送れています。こちらの残高は100円減っていて、相手の残高は増えているはずです。
一緒に送ったメッセージを確認するにはイラストを押さなければなりません。
ちなみに、トークルームから送金をすることもできます。
あとは金額を決める画面から上述した手順と同じです。
コードで支払う
ローソンやファミリーマートなどの街のお店でコードで支払うことができます。
Face IDを求められます。
次に決済方法を選びますが、これは一度選ぶと次回からは求められなくなります。
「LINE PAYで払います。」と言って、表示されたバーコードをレジで提示します。
レジの人に読み取ってもらって支払いが完了すると次のような画面になります。
「確認」を押すと決済履歴を確認できます。
ちなみにLINEのアイコンを3D TOUCH(強めに押す)することで、瞬時にコードを表示できます。
LINE PAYカードを使う
LINE PAYカードを使えば、コード決済に対応していないお店でも、JCB加盟店であればJCBのプリペイドカードと同じように使えます。
残高は自動的にLINE PAYの残高に連動します。つまり、LINE PAYで支払えるお店が、格段に増えるということです。
まずLINE PAYカードの申込をします。
以下のように郵送で申し込みます。(郵送で送ってもらうようにする)
コンビニでは現在売っていません。詳しくはこちらで。
以前に買った分を使う人が下の「コンビニ/店頭で購入する」から進みます。
カードのデザインを以下から選びます。私は無難にブラックを選びました。
個人情報を入力していきます。本人確認をしていれば、ここはあらかじめ入力されているはずです。
住所もあらかじめ入力されていたのですが、番地だけは入っていなかったので、自分で入力しました。
私の場合は、ここからちょうど10日後にカードが届きました。
簡易書留でした。他のクレジットカードが本人限定郵便物などで来る昨今、ちょっと不用心過ぎないかなと思いました。(その心配は後で晴れました)
封筒の中身はこれです。
選択した通り、真っ黒なカード です。普通のJCBのクレカのようにも見えますが、名前のところにLINE MEMBERとあるのが特徴的です。
裏面はこれです。
このカード、このままでは使えません。利用開始手続きというものをする必要があります。
送られてきた紙に書いていたのとは微妙に画面が違ったので、書いておきます。
ここに入力する数字はちょっと注意が必要です。通常のクレジットカードなどの登録などで求められるセキュリティコードの位置にある数字ではなく、下で示す位置にある15桁のお客様番号の下3桁を入力します。
このような利用開始手続きが必要なので、通常のクレジットカードの郵送と違って、簡易書留でも危険性はないということかもしれません。
これが完了すると下のようにカードの色が変わります。これは自分が選んだカードデザインになります。
これで使えるようになります。
ちなみに、残念ながらLINE PAYカードはApple Payで使えません。Apple Pay経由でQUICPayとして使えるかと思ったのですが無理でした。
Androidであれば、LINE PAYのQUICPayが使えます。
LINE PAYのデメリット
まずはあまり語られないデメリットからまとめます。
LINEに電話番号を登録をしないと使えない
ほとんどの人は電話番号をLINEに紐づけてつかっているので大丈夫だと思います。ただ、データ専用SIMなどで電話番号が無く、Facebook認証でLINEを使っている人は、LINE PAYは使えません。
銀行口座を登録しないと送金や受け取りができない
基本的に自分は割り勘のために使い始めました。お店では私が払い、友達から半分もらうという形です。
自分はLINEでお金の受け取りさえできればいいので、チャージする必要はありません。
もし友達に払わなければいけない機会があれば、それまでに受け取ったLINE MONEYから払えばいいだけです。
なので、自分にとってはチャージする必要はないので、銀行口座を登録しなくても送金できるようにして欲しかったと思います。
銀行口座のハードルが高いから、使わない友達も多く、なかなか仲間内で広がらないのも残念です。
クレジットカードでチャージできない
SUICA、nanaco、楽天EDYなどの電子マネーは、クレジットカードでチャージできます。なので、クレジットカードのポイントが還元されます。
しかし、残念ながらLINE PAYはクレジットカードでチャージができません。
以前はファミリーマートでファミマTカードでLINE PAYにチャージできるPOSAカードを買うことができ、これでTポイントを貯めることができたのですが2018年1月15日をもって販売を終了しました。
※2018年1月15日まで※【LINE Pay】LINE Pay カードの店頭販売を終了&一部誤記載について
LINE PAYにクレジットカードを登録できる機能がありますが、これはチャージするためのクレジットカードではなく、LINE PAYの決済システムでクレジットカードを使うためのものです。
なので、やはりクレジットカードでチャージはできません。
コード支払いに対応している店が少ない
ローソンとファミリーマートなど少しずつ広がっていますが、まだまだ街でコード払いできるお店は少ないです。
LINE PAYのプリカでJCBに対応した店なら払えますが、個人的にはスマホ一つで決済できた方が楽です。
Apple Payに対応していない
残念ながらiPhoneのApple Payには対応していないので、QUICPayとして使えません。
ちなみに、AndoroidのQUICPayには対応しました。
【LINE Pay】QUICPayと提携し非接触型決済に対応
LINE PAYのメリット
友達同士で現金のやりとりがなくなった
LINE PAYを使っている友達であれば、本当に現金のやりとりはなくなりました。非常に楽です。
利用者はまだまだ少ないとはいえ、LINEという超メジャーなプラットフォームを使っているので、他の割り勘アプリや送金サービスに比べれば、使っている人は多いのも助かります。
ポイント還元率が高い
2019年7月31日までのキャンペーンですが、コード払い分については3.5%〜5%のポイントがつきます。
他の決済手段でここまでの還元率はなかなかないのではないでしょうか。
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LINE PAYカードでJCB加盟店全てで使える
上述したように還元率はコード払いのほうがいいのですが、使える店の多さではLINE PAYカードのほうが上です。
SUICA、nanaco、楽天EDYなどの他の電子マネーは、専用端末がないと使えませんが、LINE PAYカードはLINE PAYの残高と連動していて、JCBのプリペイドカードとして使えるので、全てのJCB加盟店で使えます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
LINE PAYで現金を持つ必要性が低くなり、生活がかなり便利になると思います。
まだまだ使いづらい部分はありますが、今後の発展を期待したいですね。