iPhoneの名前の後に数字が付いちゃうことありますよね。「iPhone(1)」や「iPhone(2)」だったりと、どんどん増えていきます。この数字が付いてしまうタイミングと、付いてしまった場合の直し方についてもご説明します。
以下のバージョンで検証していますが、バージョンが多少違ってもそこまで変わらない機能だと思うので参考にしてみてください。
| バージョン | |
|---|---|
| iOS | 18.7.2 |
| MacOS | 13.2.1 |
どんなケースで名前に数字が付くのか
以下のような数字ですね。
これはどういうタイミングでつくかというと、新しいiPhoneを機種変更した場合や、既存のiPhoneを初期化したり、バックアップからリストアした場合に、以前の名前と重複しないように付与されるようです。
What does the 2 stand for in "iPhone (2)" in find my iPhone app?
これはAppleサポートの方も同じ意見でした。
実際に付与されるタイミングは、Macなど母艦として使っているパソコンと接続したタイミングだと思われます。
名前に付いた数字は削除するべきか？
このiPhoneの名前に付いてしまう数字は、気持ち悪いので削除してもいいのだろうかと、少し悩みました。
気持ち悪い以外にも、iPhoneのバックアップをMacやパソコンに取っている場合に問題がありそうな気がしました。私はMacを使っているので、Macのケースで説明します。
iPhoneをMacにUSBケーブルで接続し、Finderを使ってバックアップを取得します。バックアップは毎回まるっと全部を取得するのではなく、前回からの差分を取得します。なので、2回目以降は速く完了します。
ただ、複数のiPhoneのバックアップを１つのMacでできる仕組みになっています。なので、名前が変わってしまうと、別のiPhoneと判断され、前回のバックアップとの差分ではなく、まるっと全部をバックアップしてしまうのではないかと危惧したのです。
iPhoneをMacに接続し、Finderから「バックアップを管理」を押すと、以下のようにバックアップが表示されます。「アーカイブ」という名前の横に日付が入っているものもありますが、基本的には、バックアップを管理しているiPhoneの数だけ表示されます。
なので、名前が変わってしまうと、このリストが増えてしまうし、それぞれまるっと全体がバックアップされるので、容量も食ってしまうと危惧しました。
ただ、これは杞憂でした。詳しくは以下で説明しています。
なので、別に名前についた数字は削除しても問題ないです。
ちなみに、上の画像で一つ気になるのは、iPhone(3)とiPhone(5)はあるのに、iPhone(1)、iPhone(2)、iPhone(4)がないことです。別に削除したことはありません。
推測ですが、初期化したタイミングで、名前が一度変わり、リストアしたタイミングでもう一度変わるのかな、という気がします。初期化しただけだとバックアップは取らないので残ってないということです。つまり、バックアップをとらなくてもMacに接続しただけで、名前が重複してはいけない対象にカウントされるということかもしれません。
名前についた数字の削除の仕方
iPhoneの「設定」>「一般」>「情報」から名前をタップし、
変更します。
これだけです。
なぜ自動的に数字を付与するのだろうか？
付与された数字を削除しても問題ないのであれば、なぜ自動的に数字を付与するようになっているのか少し疑問です。
別端末の場合は被らないようにするのはわかります。しかし、初期化やリストアの場合は、不要な気がします。
とはいえ、初期化するということは、譲渡したり利用者が変わる可能性があるからか？とも思いました。例えば、家族内でiPhoneを譲渡し、バックアップは一つのMacにしている場合、同じバックアップに上書いてしまったらよくないからか？とも思いました。
しかし、先ほど紹介した記事にも書きましたが、ハードウェアごとのディレクトリで管理しているので、持ち主が変わったところで、同じMacへのバックアップだと上書いてしまうはずです。なので、ちょっとよくわかりません。
さいごに
iPhoneの名前に勝手に数字がつけられてしまった場合、複数端末を利用していて重複しない限りは、数字を削除して戻しても大丈夫です。ぜひ参考にしてみてください。
